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獣王記(じゅうおうき、Altered Beast)は、セガが1988年から発売したアーケードゲーム。家庭用ゲーム機にも移植されている。2005年にはプレイステーション2で『獣王記 -PROJECT ALTERED BEAST-』が発売された。

欧米では、2002年にゲームボーイアドバンスで『Altered Beast: Guardian of the Realms』が発売されたが、日本では発売されなかった。

獣王記(第1作) 編集

1988年にアーケードで稼動。同年にメガドライブ版が発売され、1989年にはNECアベニューよりPCエンジン版が、1990年にはアスミックよりファミリーコンピュータ版が発売された。2006年にWiiのバーチャルコンソールで配信。

ゲームシステム 編集

横スクロールアクションゲーム。ステージ中現れる敵キャラクター、ラスケルトウルフのアルビノ(白い双頭の狼)を倒すとスピリットボールが現れ、それを取るとプレイヤーキャラクターはパワーアップしていき、3つ集めると獣人へと変身する。ドラゴンは電撃、ウェアベアは石化ガスなど、獣人はそれぞれ特殊能力を持つ。変身できる獣人はステージごとに固定である。

変身可能な獣人 編集

ウェアウルフ - ステージ1
パンチボタンで火の玉を発射するファイアボール、キックボタンで全身を炎に包んで突進するフラッシュアタックを使用。
ウェアドラゴン - ステージ2
唯一空を飛べるためジャンプボタンを使わない、使う技はパンチで電撃を放つサンダースマッシュ、キックで全方位に射程の短い電撃を放つレイバリア。
ウェアベア - ステージ3
使う技はパンチで口から石化ガスを吐くペトリフブレス、キックで体を丸めて山なり機動で体当たりするスピンボンバー。
ウェアタイガー - ステージ4
使う技はパンチで蛇行する衝撃弾を発射するソニックムーブメント、キックで衝撃を纏った縦方向へのキックバーティカルインパルス。
ゴールドウェアウルフ - ステージ5
ステージ1のウェアウルフの強化バージョン、その名の通り黄金の毛並みを持つ。使う技は変わっていないが炎の色に変化が見られる。

ファミコン版では全8ステージに増え、ウェアライオン・ウェアシャーク(外見は獣人と呼ぶよりはサメそのもの姿をしている)・ウェアフェニックスが追加されている。

ボス敵 編集

各ステージを一定まで進むとボスである魔神(ステージ4までは魔神の偽者)が現れ、この時獣人に変身していれば魔神が正体を現し、ボス戦へと突入する(変身していなかった場合は立ち去ってしまう)。最大三回まで出現し、三回目は獣人形態問わず強制的にボス戦になるので注意する必要がある。

ハガー
ステージ1ボス。無数の屍に魔神が命を吹き込み、創り出した怪物で、瞬時に再生できるのような頭を持つ。自身の首を次々と千切って投げつけて攻撃してくる。
オクトアイズ
ステージ2ボス。巨大なシダ植物の化け物。浮遊する無数の目玉のような胞子で攻撃してくる。胞子は耐久力こそあるものの、攻撃することで破壊できる。
モルディスネイル
ステージ3ボス。カタツムリのような殻を持つ巨大なサラマンダー。独特の軌道で飛んでくる弾を放つ。
ファティクロコダイル
ステージ4ボス。浮遊するワニの化け物。口から小さな火竜を吐いたり、腹部から巨大な火炎弾を放つ。
セガ・バン・ベイダー
最終ボス。魔神の真の姿。金色のプロテクターを着けた屈強なサイの獣人で、突進攻撃やパンチなど、強烈な肉弾戦攻撃を行う。
キングオーガ、クラーケン、グレートデーモン
ファミコン版オリジナルのボス。

獣王記 -PROJECT ALTERED BEAST- 編集

2005年にプレイステーション2で発売された。ファンタジー色が強かった前作までと異なり、獣人はゲノム・サイボーグ、モンスターはバイオハザードによる変異によるものとSF的な設定付けがなされている。ヨーロッパ版のタイトルは初代と同じく Altered Beast。アメリカでは発売されていない。

ストーリー 編集

北カルフォルニアのフォーレタウンと呼ばれる架空の街に、ゲノムサイボーグという、あらゆる環境や状況に適応させるために獣の能力を有するサイボーグ兵士の研究開発のために軍が極秘裏に設立した研究施設があった。

軍の演習中に事故で重傷を負ったルーク・カスターは研究の第一人者エリック・ジョブス博士によりゲノムサイボーグとなるための手術を受け、ゲノムサイボーグとして極秘任務に携わることとなる。ゲノムサイボーグはルークを含め3人目で、1人目はブラッド、もう1人はアナスタシアだった。

ルークがゲノムサイボーグとなりしばらくたった後、ゲノムサイボーグの研究を行っている施設を擁するフォーレタウンに封鎖命令が発生する。研究施設にあるゲノムミストという物質がフォーレタウンに流失したためだった。

このゲノムミストが流失した状況下で行動できるのはゲノムサイボーグのみだが、アナスタシアとブラッドは消息不明であり現状の軍内部で派遣できるのはルークただ1人だった。フォーレタウンに封鎖命令が発生して3週間後、ルークは研究施設生存者の確認を命じられたが、輸送中にフォーレタウン上空で墜落して記憶を無くしてしまう。記憶をなくしたまま、獣人に変化する自分自身の解明と事件の元凶へと迫る。

ゲームシステム 編集

3Dアクションゲーム。一度ゲノム・チップを手に入れた獣人なら、いつでも獣人への変身が可能となる(場所制限のあるものもある)。しかし獣人に変身したままでいると徐々にスピリットゲージが減っていきスピリットゲージがなくなると代わりにライフが減り始める。スピリットゲージは敵を倒せば回復できる。

登場人物 編集

ルーク・カスター
主人公。獣人へと変身できるゲノム・サイボーグ。記憶をなくしている。
アナスタシア・アインワース
フォーレタウンでルークが墜落したときに現れた女性。エリック・ジョブズ博士の助手でもある女性研究員。ゲノム・サイボーグの処置を施されるも身体的な問題からブラッドが最初のゲノム・サイボーグとなり、ブラッドのサポート役に回る。しかし密かに慕うエリックへの想いが、やがて狂気へと駆り立てる。
エリック・ジョブズ
生物学の天才にしてPROJECT ATELERED BEASTの最高責任者。ゲノム・サイボーグの開発にとどまらず恐竜などの古代生物の復活や爬虫類や肉食獣の強化改造に成功する。究極の夢は最強の生命体ドラゴンの創造である。
ブラッド
経歴などは一切明かされていない1人目のゲノム・サイボーグ。最強の固体を目指し開発された虎型の獣人ウェア・タイガーに変化する。大きな黒い爪と白い虎の姿が特徴であり素早い動きで敵を翻弄する。また、爪には細胞破壊プログラムがあり切り裂かれると激しい新陳代謝を起こすゲノム・サイボーグでも破壊された箇所の再生は不可能である。彼は当初高い戦闘能力で関係者を魅了するも軍事機密であるゲノムチップを無断で持ち出し失踪する。

変身可能な獣人 編集

ウェアウルフ
ルークが最初に変身できる獣人。素早い動きによる連続攻撃がメインとなっている。
マーマン
水中で唯一、行動可能な獣人。変身、及び解除するには水辺に近づく必要がある。
ウェンディゴ
雪男。鈍重な動きだが、氷の息を吹きかけたり、物を持ち上げる事ができる。
ガルーダ
鳥形獣人で、飛行可能。
ミノタウロス
ウェンディゴと同様に鈍重な動きだが、炎を吹きかけ、体を一瞬だけ鋼鉄化して攻撃を無効化したり、助走を付けた体当たりで壁を破壊する事が可能。
ドラゴン
ガルーダのような高々度飛行はできないが、強力な雷を放つ。
グリズリー
ウェアウルフを上回る連続攻撃と石化ガスや強力な毒性を持った放屁、体を丸めて狭い場所を通る事ができる。
U.W.H.(未確認無重力人間)
敵単体、または周辺の敵全ての重力を操る能力を持つ。
ウェアタイガー
ブラッドの獣人能力をルークにも使用可能に調整されたもの。

外部リンク 編集

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