『ドンキーコング』(Donkey Kong)は、1981年に任天堂から発売されたアーケードゲーム。2年後の1983年にはファミリーコンピュータ版が本体と同時に発売。マリオというキャラクターのスクリーンデビュー作。
概要[]
任天堂のゲーム歴を語るうえで外すことのできない、ドンキーコングシリーズの初代作。ドンキーコングというゴリラにさらわれた恋人を救うため、主人公がゴリラを追いかけて工事現場を登っていくというゲーム。
戦闘機やガンマンが主人公ではない「ストーリー仕立てのゲーム」の先駆けで、アクションゲームというゲームジャンルの立役者。パックマンなどと並び、愛らしいキャラクター需要でゲームセンターを盛り上げた。
登場キャラクター[]
味方キャラクター[]
敵キャラクター[]
- ドンキーコング
- おじゃま虫
- タル
- パイ
- ジャッキ
登場アイテム[]
- ハンマー
- レディの落とし物(パラソル、帽子、バッグ)
- ステージ内に落ちており、取得するとポイントが増える。
移植作品[]
関連作品[]
任天堂発売[]
- スーパーマリオ オデッセイ
- 「都市の国 ニュードンクシティ」に、市長のポリーンやフェスティバルをはじめ、看板、落とし物など様々なオマージュが存在。
- スーパードンキーコング
- 元祖ドンキーコングの成れの果てであるクランキーコングが、赤い鉄骨の上でファミコン版のオープニング曲を再生するというオープニングで始まる。
- スーパーマリオRPG
- 坂道を最上段まで登る道中を敵キャラのドソキーユングがタルを転がして邪魔をするというステージがある。
- マリオ&ルイージRPG、マリオ&ルイージRPG1 DX
- アハハ・アハデミーに、上から転がってくるタルを避けて登るというエリアがある。
- マリオパーティ7、マリオパーティ100 ミニゲームコレクション
- タルを飛び越えながらコースを登り、ドンキーコングより先にゴールする「タルジャンプきょうそう」というミニゲームが収録。ステージ構成は本作の「25m」に似る。
- メイド イン ワリオ
- プチゲーム「ドンキーコング」が収録。タルをジャンプで飛び越える。
- あそぶメイドイン俺
- プチゲーム「ドンキーコング」が収録。タッチでタルを破壊する。
- メイド イン ワリオ ゴージャス
- プチゲーム「ドンキーコング」が収録。タッチでタルを破壊する。
- また、ガチャコロンで手に入る「ニンコレ」のひとつに本作の筐体がある。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- アイテムのハンマーや、本作をモチーフにしたステージ「75m」など、様々な要素が登場。
- テトリスDS
- 「プッシュ」モードのグラフィックは本作のファミコン版をモチーフにしている。「スタンダード」モードのレベル13にも本作の要素が登場。
- TETRIS 99
- カスタマイズで選択できるスキンに「ドンキーコング」が存在。
- MOTHER2 ギーグの逆襲
- オネットのゲームセンターのBGMに、本作の100mのBGMが組み込まれている。
- 新・光神話 パルテナの鏡
- 19章「光の戦車」にて、坂を転がる岩とジャンプ台を見たピット達に対して冥府神ハデスが「『ドンキーコング』って、知ってる?」という発言をする。
- ニンテンドーDSiメトロノーム
- 手拍子などの音を出してマリオをジャンプさせてドンキーコングが転がすタルを避ける「DONKEY METRONOME」というミニゲームが収録されている。
任天堂以外が発売[]
- ティップタップ / コンゴボンゴ - アーケード - セガ
- 本作のプログラムを制作した池上通信機が開発したジャンプアクションゲーム。斜め視点である以外は、鼻の大きな主人公や物を転がして妨害するゴリラなど共通点も多く、こちらを事実上の続編ととらえる人も多い。
- 桃太郎活劇 - PCエンジン - ハドソン
- 転がってくるタル(金太郎飴)をジャンプで避けながらジグザグの坂を進むというステージがある。
- Braid - XBox 360 - Number None, Inc.
- 本作の25mステージによく似たステージが登場。
- Minecraft - パソコン - Mojang Studios
- 本作に出てくる要素「絵画」の1つに100mステージを描いたものがある。
テレビ番組[]
- DOORS 2008 - TBS
- DOORS 2009 厳冬 - TBS
- 「ドンキーコング」という、本作の25mをモチーフにしたアトラクションが登場。
映画作品[]
- ピクセル - ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
- 敵の宇宙人軍の大ボスとして、ドンキーコングと25mが登場。
脚注[]
外部リンク[]
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