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シティコネクション (City Connection) は、1985年ジャレコがリリースしたアーケードゲーム。同年、ファミリーコンピュータMSXにも移植され、近年ではWindows版(内容はアーケード版のエミュレート)が発売された他、iアプリEZアプリ対応版もリリースされている。また、2003年10月23日に発売されたプレイステーション用ソフト『ジャレココレクション vol.1』にも収録されているほか、2008年3月11日よりWiiバーチャルコンソールで配信されている(いずれも内容はファミコン版のエミュレート)。

概要 編集

15歳の少女・クラリスが理想の男性を捜し求めて愛車・クラリスカーで世界中を走り回るが、行く先々の国でパトカーに追い回される。

操作体系はレバー+2ボタン。レバー左右でクラリスカーの向きを反転させるが、慣性が働くため減速しつつ反転する。ジャンプボタンで足場に飛び移ったり、敵や障害物を回避したりするが、反転直後(ウィリー中)はジャンプできない。レバーとの組み合わせでクラリスカーの軌道が変化する(上+ジャンプでハイジャンプ等)。オイルボタンで敵であるパトカーにオイル缶を水平方向にぶちまける形で攻撃する(おじゃまネコ・タケノコには無効)が、回数制限あり(路上のオイル缶を回収して補充)。オイル缶を喰らってスピンしているパトカーに体当たりするとボーナスが入る。

ゲームのルールはパックマン系のドットイート方式をアレンジしたもので、横スクロール画面(左右どちらでもスクロール可)で4段のライン上になっている足場を走りながら全て塗り潰せばクリア。この他、途中で出て来る風船を3個集めると他の面(ランダム)にワープする。

ゲーム中に流れるBGMは、チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番変ロ短調第1楽章」のアレンジである。

主人公クラリスの愛車、クラリスカーはホンダ・シティ初代AA型がモデル。

FC版ではグラフィックの移植度は高くなく、足場の塗りつぶし方も粗くなっている。

敵キャラクター 編集

パトカー
世界各国でクラリスカーを追いかけ回す。その理由はスピード違反・無免許運転など諸説あるが不明(そもそも、15歳で自動車を運転している時点で問題である)。国によってパトカーのデザインは異なるが、行動パターンは同じ。ゲーム開始からの通算距離が一定に達すると猛スピードで正面から突っ込んで来るパトカー(通称「カミカゼ・パトカー」)が登場する。
おじゃまネコ
路上でチェッカーフラッグを持っておどけている正体不明のネコ。接触すると「猫踏んじゃった」がBGMとして流れ1ミスとなる。撃退する方法は無い。
タケノコ
同一ライン上に長時間、留まっていると生えて来る。おじゃまネコと同様、撃退する方法は無い。

ステージ 編集

FC版・MSX版は1・2・3・4・7・9面の全6ステージにより構成。

ステージ背景備考
1アメリカ(1)ニューヨークマンハッタン隠しキャラクター「ヘヴラム」(1UP)
2イギリスロンドンビッグ・ベンタワーブリッジ
3フランスパリ凱旋門エッフェル塔隠しキャラクター「ハート」(風船と同じ効果)・ハレー彗星(演出のみで効果なし)
4ドイツノイシュヴァンシュタイン城
5オランダチューリップ畑と風車群
6エジプト王家の谷
7インドタージマハールオイル缶2個同時発射で背景が夕焼けに
8中国北京天安門広場
9日本富士山五重塔隠しキャラクター「白ウサギ」(風船と同じ効果)
10オーストラリアシドニーオペラハウス隠しキャラクター「黒ウサギ」(オイル缶1個追加)
11中南米アステカ神殿ナスカの地上絵モアイ
12アメリカ(2)モニュメント・バレー

MSX版と他機種の相違点 編集

MSX版はハードの性能上、横スクロールが出来ないので画面の両端を切り替える方式に変更されている。また、オイル缶を投げた時のアクションも真横でなく放物線を描きながら飛び、缶をぶつけられたパトカーはハートに変化する(取ると得点)。

シティコネクション・ロケット 編集


2004年2月、実に19年振りの新作『シティコネクション・ロケット』が携帯電話NTTドコモソフトバンクモバイル)用アプリでリリースされた。両機種ともリリース当初は容量の都合で前・後編(S!アプリ版は「遭遇編」「決戦編」)で各4ステージずつに分けられていたが、S!アプリ版は後に3G対応の合本「完全版」がリリースされた。2006年9月リリースのEZアプリ版もこの「完全版」をベースにしている。

概要 編集

世界各国で騒動を巻き起こした後、紆余曲折を経て国連のエージェントとなったクラリスは悪の秘密結社・スピリタスに奪われた超機密書類の回収を命じられる。

ゲームのルールは前作から大幅に変更されており、各面に点在している「超機密書類」の入ったトランクを10個集めると言うものになっている。また、アクション性が大幅に向上しておりエネルギーが一定以上で「スーパーロケット」を点火すると、体当たりで敵の車を撃退したり床や壁を壊したりすることが可能になっている。

前作同様ネコと接触すると「猫踏んじゃった」がBGMとして流れ1ミスとなる。新しく追加されたスーパーロケットでも倒すことができず厄介である。倒せない理由はクラリスの動物愛護精神によるものらしい。ちなみにタケノコは登場しない。

4面ごとにボス戦があり、オイル缶をぶつけてスピンさせながら体当たりするか、スーパーロケット点火状態で体当たりを食らわせて倒す。

登場人物 編集

クラリス(吉田小南美
シリーズを通しての主人公。15歳の少女で身長は158cm、スリーサイズはB78・W56・H84。化け物のようなクラリスカー(スコッチ談)を自由自在に操る。国連が愛車クラリスカーをスーパーロケットやホーミングオイルミサイル搭載に無断改造した時には、関係者を暴行するなど気性が多少荒い(現在はその改造を気に入っている)。前作では地方警察と些細な行き違いがあり暴走行為に走ったと説明されている。最終的に警察の説得を受けて投降し、今作では国連のエージェントとして活躍する。理想の男性探しは一応国連内に見つかったようである。
ルピン国連事務総長
温和で誠実。多くの人の尊敬を集めており、スピリタスに対して情報収集を開始し、武装解除に乗り出している。かつてクラリス捕獲作戦の陣頭指揮を執っていた。
クラリスのナビゲーター
国連所属で物腰が柔らかく温和で誠実な人物。クラリスと信頼関係で結ばれており、緊密に連絡を取ってサポートしている。
テキーラ
秘密結社スピリタスの総統であるスピリタスの長男で後継者。クラリスの大ファン(病的なほど)。好きな言葉は「欲せよ、されば与えられん」。
スコッチ
同じくスピリタスの長女。小学生であり、『ゴロンゴロンコミック』連載中で大人気放送中のアニメ『セントマッスル・ドリルモグラー』の大ファン。ドリルモグラーのゲームを手に入れるため、手柄を立ててお小遣いをもらおうとクラリスと戦うことになる。
スピリタス
秘密結社スピリタスの総統宝くじで当てた1000億円を元手に世界を動かすほどの武装集団を設立し、世界征服を企てている。国連を大国の傀儡と評価し、逆らっている。

ステージ 編集

  • ステージ1 - 4が前編(遭遇編)、5 - 8が後編(決戦編)。完全版ではこのような区別は無い。
  • ワープアイテムを取らなければ同じ地域に留まり続けるが、面のパターンとストーリー展開が変化する。
ステージ背景備考
1アメリカ(1)ニューヨーク(マンハッタン)隠しキャラクター「じゃじゃ丸」(10万点)・「サヴィラム」(1UP)
2イギリスロンドン(ビッグ・ベン、タワーブリッジ)
3フランスパリ(凱旋門、エッフェル塔)隠しキャラクター「ぶたさん審判」(オイル缶30個増)
4インドタージマハール隠しキャラクター「ジェネシス-3」(5万点)
5日本富士山・金閣寺・五重塔隠しキャラクター「燃えプロ選手」(オイル缶50個増)
6アメリカ(2)ハワイワイキキビーチ隠しキャラクター「るんば」(10万点)
7中国万里の長城隠しキャラクター「麻雀牌」(1UP)・「天龍聖」(取った瞬間に面クリア)
8地底スピリタスのアジトワープアイテムでは行けない

その他 編集

  • プレイステーション用『GUNばれ!ゲーム天国』に登場するクラリスは、本作のクラリスと外見が全く似ても似つかないため別人説が強い。(なお、シティコネクション・ロケットのゲーム中の会話では、シリーズごとに変わる容姿を指摘されている。)
  • 従来のテレビアニメの素材を使用したテレビCMが放映された。テレビCMには声優も起用している。(クラリス役は川浪葉子

関連項目 編集

  • 脳みそホエホエ(シティコネクション・ロケットのキャラクターデザインを担当)
  • MARS SIXTEEN(シティコネクションとのコラボレーションTシャツを発売)

外部リンク編集

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